良薬口に苦し

情報系出身の僕が毎日更新を目標にタメにならないこと、なること、ならないことを投稿。その横で毎日(は終了しました)誰かの誕生日をお祝いしてるかも。ライトノベル(青ブタとよう実)やヴァイスシュヴァルツについて浅く広く書いています。

【感想】「ようこそ実力至上主義の教室へ」二年生編第一巻を読んだ【4月22日】

タイトル通り「ようこそ実力至上主義の教室へ」の二年生編第一巻を読んだので感想とか諸々

さて、この本は一月の末に発売だったわけのでかれこれ三か月たったわけなんですよ。

とはいえ読んでない人もいる可能性があるため念のため、二年生編に関してはネタばれ🐜

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ようこそ実力至上主義の教室へ二年生編第一巻

「ようこそ実力至上主義の教室へ」とは

逆に知らねえよって人もいるから軽く今までを触れていく。

物語はタイトル通り実力至上主義の学校で繰り広げられる。
高度な教育を行っており、希望する進学、就職が約束されている名門校。
しかし、実力に見合わないと即退学という結果になってしまう。
主人公、綾小路清隆は不良品が集まる場所であるDクラスに配属される。
本人は目立ちたくないからという理由で実力を出そうとしないが、いろいろな理由からトップであるAクラスを目指す。

こんなところでしょうか

主要登場人物

大まかなあらすじを語るには必要な人物。

名前 学年クラス 僕の偏見と偏見
綾小路清隆 1-D 底が知れない
堀北鈴音 1-D メインヒロイン...?ショートのほうが好み
櫛田桔梗 1-D 久 保 ユ リ カ
平田洋介 1-D 葉山隼人感があった。ここにいれるか悩んだ
軽井沢恵 1-D 正ヒロイン
龍園翔 1-C モットなんかやってくれ
一ノ瀬帆波 1-B 守りたい
葛城康平 1-A お前なんかやったっけ?
坂柳有栖 1-A なんだかんだかわいい
南雲雅 2-A まだ実力をみせていない
堀北学 3-A ツンツンデレ
月城 理事代行 清々しいほどに敵

他にもたくさん人は出てくるけど、大まかなあらすじ見るならこれくらいでいいんじゃないかな

一年生編

  1. 入学そして最初のテスト。赤点をとったものは退学。みんなで頑張ろうと意気込む桔梗や洋介。自分だけ這い上がれればいいと思っていた鈴音だが、勉強以外の能力においてクラスメイトは役に立つと諭され、勉強ができない人たちに勉強を叩き込む。しかし、一点届かずに赤点となってしまった生徒が現れる。その時、とった行動とは?!

  2. Cクラスの生徒に学校へ訴えれれるDクラスの生徒。しかし、訴えれらた問題に対して、悪い(嘘をついてる)のはCクラス。その時、とった行動とは?!

  3. 夏休み、クルージング旅行のはずが、特別試験「クラス単位で行われる無人島でのサバイバル生活」。いかに学校の力を借りずに生活をし、他クラスのリーダーを見破り、自クラスのリーダーを隠す。勉強だけではどうにもならない試練。しかし、1-Dのリーダー鈴音の不調。Cクラスのスパイが潜り込んでおり、龍園と葛城は手を組んでいた。Dクラスはこの危機をどう乗り越える。

  4. 帰りの船内にて、各クラス混合のグループを作り、その中から特定の一人を見つけ出す試験。そしてその裏で洋介と恵の過去が明らかになる。

  5. 夏が明け、体育祭。もちろんこれも試験の一環。AクラスとDクラス、BクラスとCクラスがチームを組み戦う。勉強だけではどにもならない試練②

  6. 体育祭がおわり、ペーパーシャッフル試験。AクラスとBクラスが、CクラスとDクラスがお互いに作った問題を解くという試験。そして二人一組の結果がテストの結果となる試験。清隆の周囲の環境と裏切者が鈴音(と清隆)とぶつかる。

  7. 龍園はDクラスには洋介や鈴音以外に指揮をとっているやつ(清隆)の特定に本腰を入れる。龍園の魔の手はついにあの人に差し掛かる

  8. 三学期が始まり、全学年揃っての合宿。一年二年三年が自分たちでグループを作る。最下位グループの責任者は退学。南雲は学を倒すと豪語するが...

  9. 有栖による帆波つぶしが始まる。精神がやられる帆波に対して清隆がとった行動とは?!そして繋がる裏切者と南雲。

  10. 一年生は退学者を出さずに一年を終えることができるはずだった。しかし、特別試験クラス内投票が行われる。クラスの中から退学者を選ぶものだ。Dクラスの対象者は「綾小路清隆」。有栖の策略に対して清隆は...

  11. AクラスとDクラスが、BクラスとCクラスがお互いに提案した種目で勝負する一年生最後の試練。暗躍する月城理事代行。そして直接ぶつかる清隆と有栖。勝負の行方は...

4.5つかぬ間の休息。プール他。
7.5小休止。クリスマスデート他。
11.5終わりと始まり。学、卒業他。

一年生編をネタバレ限りなくなくすとこんな感じですかね。いや、読んでほしいので。

二年生編

ここからネタバレ🐜

スキップ->最後に























新一年生が入学してきまして、退学に追い込もうとする月城理事代行。そして、ホワイトルームからの刺客。
二年生に上がり、試験が行われる。
それに伴いまず、あたらしいアプリが配布されるOAA(Over All Ability)と呼ばれるもの。新生徒会長南雲の指示によって作られてものである。
これは生徒の成績(学力、身体能力、機転思考力、社会貢献性、それらの総合力)を数値化したものである。いわゆるステータス。
特別試験の内容としては、二年と一年がペアを組み、筆記試験を行う。
試験は5教科100点満点、計500点満点のテストでペアの合計点数が500点以下となった場合、二年生は退学、一年生は三か月の間はプライベートポイントを受け取れない
故意に手を抜く行為は退学。強要した場合も同様。
個人、クラスでの上位賞も存在する。
試験の内容は満点を取るのは無理に等しいが、150点は最低でも取れるようになっている。

さてさて、最初っから清隆つぶしが目に見えるような試験ですね。清隆をつぶしたければすべて0点を取ればそれで終了ですよ。
二年生は退学なのに一年生はペナルティは受けるものの、退学とはならないので当然狙いますよね。
でも最低でも150点取れる内容なんだから0点を取った瞬間に手を抜いたことでその人も退学じゃん?どうすんの?
冷静になって考えてみてくれ。刺客は退学になっても困らない。

試験内容からクラスに退学者を出さないようにするためには、学力の低い人は高い人と組み、高い人は高い人と組まないようにすることが必要となる
そしてこの試験は一年生が優位な立場にいるという事実がわかる。
二年生のフロアに一年生が現れる。1-D「宝泉和臣(腕っぷしが強い)」と「七瀬翼(正義感が強そう)」、そして1-B「八神拓哉(爽やか系)」。
八神は桔梗や鈴音の後輩で、桔梗を慕っている。そのため、1-Bクラスの何人かと組むことに成功。
それでも全員を補うことができていないため、鈴音と清隆のパートナー探しは続く。
一年生が優位であるのでポイントでのやり取りが横行しているようだ。
モールにてパートナー探しをしていると1-Dの生徒を発見する。
1-Dは多額のポイントと引き換えに2年生と組むことを決めているらしい。
宝泉の意向で、一年生が完全有利の立場にあるからだ。

ここまで見ればわかるが4月時点で、一年生がポイントに対してしっかり理解をしている。
これは昨年とは違い一年生はこの学校の制度を知っているということ。
七瀬との会話でわかったことで最初のポイントは800だったこと。これも違いの一つだ。

モールを移動していると突然現れた1-Aの天沢一夏。学力は高く、パートナーとして申し分ない。
2-D内での学力が須藤と組んでもいいと。ただし、喧嘩が強い人が条件。その条件と須藤はピッタリであったが、強さの証明をするのはめんどうなので、その代わりの条件として、料理がうまい人。清隆が料理を作り、その味が天沢の納得のいく味であれば須藤とペアを組んでもよいとのこと。
一夜明け、買い物から始まる。天沢に振舞う専用のまな板やベティナイフなどの料理道具から食材まですべてを揃える。
清隆は料理ができるわけではないので「技術」を身に着けた。
しかし、レシピを見ることはかなわない結果となる。それは大した問題ではない。予想できた展開であるからだ。
単純な作戦ではあるが、小型イヤホンで鈴音とつながることで解決する。
料理の結果、須藤とのペアは引き受けるとのこと。

テストも間近となり、宝泉と最後の交渉が行われる。
参加者は鈴音、清隆、須藤、宝泉、七瀬である。
自分の意志は曲げないとする宝泉だが、鈴音には確証があった。
それは宝泉自身が最初からDクラスとしての関係を気づくことだった。
それでも引き下がらない宝泉に対して、鈴音は交渉決裂を言い渡す。
交渉決裂に対して、今度は宝泉が引き下がらない。
場所は校舎裏へ。
ついに本性を現す宝泉。喧嘩を吹っ掛ける。喧嘩の強い須藤、武道の心得がある鈴音二人でも遠く及ばない。
そして最後の交渉、ベティナイフをとりだし、500万ポイントと清隆のイノチの交渉。
さすがに払うしかないと思う二人ではあったが、清隆は距離を詰める
宝泉は持っているナイフを振り下ろす。自分の脚に。
清隆はそのナイフを自分の手に刺さるように動いた。

宝泉は退学に追い込むために自分の脚を刺そうとした。鈴音、須藤がやられてムキになったというシナリオで完璧となる。
だが、ナイフを調べればわかるのではないか?とも思える。例えば指紋とか。さて、このナイフは何だったのか。実は清隆の部屋からあるものがなくなっていた。天沢に料理をふるまった時に使用したナイフだ。
彼女である恵と勉強中(保健体育ではない)に部屋を訪ねてきた天沢であったが、どうやらその時回収していたようである。
天沢と宝泉は協力関係にあり、天沢も清隆殺し(勝手に命名)の一人。
しかし、その作戦は失敗に終わり、逆に宝泉が清隆を刺したという事実だけが残った。
清隆は宝泉を退学としない代わりに二つの条件を提案した。
一つ目は「2-Dと協力すること」これは二つ返事で了承した。
二つ目は「試験にて自分と組むこと」これは最終的に了承するが、正気を疑った
その後、宝泉はその場から去り、七瀬は清隆に一年生の数名(宝泉や七瀬など)には「綾小路清隆」を退学にすることで2000万ポイントをもらえるという特別ルールが敷かれていたことを話した。
そして、宝泉に協力したのは2000万ポイントを多クラスに渡したくないというのもあったが、
ボクには...綾小路先輩がこの学校にふさわしい人だとは思えなかったからです

そもそもなぜ宝泉と組んだのか。
刺客以外の一年生にとっては、どっちみち退学するわけにはいかないのである。
ホワイトルーム出身が一人だけという保証はないけど、少なくても全員ではない。と思うしかない。
ポイントへの執念や目立ち方から少なくてもホワイトルーム出身ではない可能性が高いと踏んだ。
そして、最後の七瀬の言葉。七瀬...お前は「ボクっ娘」なのか!(そこじゃなくは決してない)

試験が終わり、退学者は0人。
清隆と鈴音のテスト勝負。お題は数学。テストの内容は高校生ならば90点を超えることはない内容。
結果の表の「87点 堀北鈴音」の上には「100点 綾小路清隆」
勝負は清隆の勝利で終わった。

測度論やルベーグ積分がでたらしい。大学生の僕にもわかりません。

月城理事代行に呼び出せれたが、刺客を見破ることができなかったことを伝えた。

今回は清隆が裏で動くということがあんまりなく鈴音が動いていたって感じ。成長性において広瀬康一並か?
七瀬や天沢が気になるのは当然のことだが、他にも桔梗の過去を知っている可能性もある八神や清隆と接触をしてきた椿や宇都宮もきになりますね。
個人的には恵がかわいかったので良かったです。

最後に

いかがでしたか?
二年生編まだ始まったばかりなので、どのように盛り上がっていくのか非常に気になります。
一年生編で思ったことはまた今度(?)